日本一を治療する
富士山も長い間あんなモデル姿勢で
立ちっぱなしで、もうそうとうに
腰の辺りに凝りが溜まっているだろうと思い、
昨日は富士山の指圧治療に出かけた。
快晴とまではいかないが、
そこそこいい天気で、
ご覧の通り無事に富士山の治療が出来た。
富士山に指圧するのはかなりの力が
いるとみえて、治療師の顔が
ハンパないドヤ顔になっている、
いや、変な顔になっているが、
そのへんは気にしないで欲しい。
冗談はさておき、
富士山みたいな円錐形のスタイルなら、
人間も腰痛にはならない。
しかし人間はどちらかというと
富士山をひっくり返したような
逆ピラミッド体型だ。
体重の上部65%を腰で支える構造なのだ。
だから加齢により腰椎の脊柱管が狭窄するし、
頭部に血流を確保するために血圧が上がるし、
この人間の体型は医学的にみて不完全というか、
メチャクチャ・アベコベの構造なのだ。
だが、この直立二足歩行は人類に知性をもたらし、
他種が築けなかった文明を切り開いた。
人体の構造的欠陥を克服できれば、
加齢に伴う諸症状に打ち勝てるかもしれない。
その秘訣のひとつは
腰部の重力負荷を取り除くことにある、
と私は観ている。
ハリィーの斜塔をここ1ヶ月ほど続けてみた。
腰がそれ以前に比べて格段に軽くなり、
体を動かすのを厭わなくなった。
自分に合った重力負荷減殺法を編み出せば、
もっと地球Gと仲良くやっていけそうだ。
そんな前向きな気持ちが今芽生えつつある。