独壇場

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海水1リットル中にはウイルスが1000億個も存在する。

この海洋ウイルスの総量は海全部の生物量のおよそ15倍。

重さにするとシロナガスクジラ7500万頭分の

ウイルスが海には棲息している。

ウイルスと聞くと病原ウイルスを想像するが

この海洋ウイルスは人体にはほぼ無害。

そしてこの海洋ウイルスは何をしているかというと

海洋バクテリアに取り憑いているのだ。

海洋バクテリアのうちの藻類と光合成細菌は

酸素を放出する。これらの酸素合成細菌に

海洋ウイルスが感染することでその総量をコントロールし、

地球の酸素濃度が今現在の21%に維持されているというわけだ。

酸素合成細菌に感染する海洋ウイルスがもしも減れば

地球の酸素濃度は今よりも上がってくる。

そうなると地上で生きる我々にも何らかの影響が出るだろう。

酸素は増えればいいというものではない。

なぜならもともと酸素は酸化つまり老化を促進する

危険な元素だからだ。

海洋ウイルスなんて言葉はまったく一般には知られていないが、

海洋ウイルスは間違いなく地球環境の変動の鍵を握っている。

ゴジラではなく海洋ウイルスがやがて人類に

リベンジしにくるかもしれない。

むやみに海洋に何かを垂れ流すことは止めたほうがいい。

311後によくそんなことを考えたが、

いくら考えても個人で大きな動きを変えるのは無理と

判断し、最近は自分ネタに終始していた。

まっ、たまにはこんな気宇壮大なネタもいいだろう。

6500万年前に恐竜が絶滅したのは

じつは海洋ウイルスのバランスが崩れた説も面白い。

母なる海とよく言う。

案外、その言葉通り、海洋ウイルスのバランスひとつで

地球生態系が操られているのかもしれない。

ウニのトールライクレセプターは222種。

人間のトールライクレセプターは10種。

ウニは常時、海水を体内に出入りさせるがゆえに

ウイルスを鑑定する受容体のトールライクレセプターの種類が

格段に多いのだ。人間はたった10種のトールライクレセプターで

ウイルスや異物を判定して免疫を駆動している。

そのマクロファージのトールライクレセプターは

ウイルスだけでなくヒートショックプロテインを識別し

マクロファージは活性型のプライミング状態になる。

鍼灸指圧はヒートショックプロテインを誘導することで

マクロファージのトールライクレセプターを惹起し

マクロファージをプライミングすることで

免疫系をアップする。

鍼灸指圧とトールライクレセプターを絡めて論説を展開する

のは世界広しといえど、俺だけだ。

同じ内容ののコラムはこちら

https://www.shinq-compass.jp/salon/column/31517/37984/



2018年09月25日 Posted byハリィー今村 at 06:07 │Comments(0)

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